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梅田債務整理センター > 債務整理について > 債務整理開始時の注意点

ローンが残っている自動車はどうなりますか,ローンがなければどうですか

 

個人再生を行った場合,ローンが残っている自動車について,信販会社等の債権者から返却を求められます

通常,自動車をローンで購入した場合,所有権留保という担保権が付いています。所有権留保とは,ローンを全額返済するまでの間,購入した自動車の所有権を債権者にしておき,ローンを全額返済した後,自動車の所有権を購入者に移転することにより,ローンが途中で返済できなくなった場合,自動車を引き上げて,残債務の返済に充てるという担保権になります。

個人再生を行うと,ローンの支払いを継続することができなくなり,その結果,所有権留保に基づき,返却を求められ,返却に応じる必要があります。返却までの期間ですが,個人再生の依頼を受けた後,すぐに受任通知を発送し,通知が届いてから1週間経たないうちに,返却を求められます。

では,自動車のローン残金を一括で支払うことができるかというと,個人再生手続きを行う場合,住宅ローン以外の債権者を平等に扱う必要があり,直前,あるいは弁護士の依頼後,自動車ローンを優先して支払いを行ってしまうと偏波弁済にあたり問題になります。

個人再生を行った場合,ローンのない自動車であれば,そのまま残すことができます

ただ,ローンのない自動車の時価が100万円を超える場合,自動車の時価が個人再生での支払金額の基準になることがあります。

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